介護職ならではの仕事のやりがい

介護業界の仕事というと大変かつ賃金が安いといった、所謂3Kと呼ばれるイメージを抱いている人も多い。こうしたマイナスのイメージが業界全体の人手不足の原因の一つであるのは否めない。しかし、介護職にはこの仕事だからこそのやりがいもたくさんあるのだ。

その一つとして挙げられるのが自立支援。介護職は自分の力で日常生活を送ることができない要介護者の身の回りをサポートをすると同時に自立を支援する役割もある。要介護者の中には、かつての健康的な生活を送っていた頃に戻りたいという思いを持ってリハビリに取り組んでいる人も少なくない。自分の支えによって体調や体が徐々に良い方向に向かっていく姿を間近で見られるのは介護ならではのやりがいと言えるのだ。経験を積んでいくことによるキャリアアップもやりがいの一つである。

一口に介護職と言っても様々な働き方がある。多くの人が現場で働くワーカーとしてスタートになるのだが、その後経験を積むことで現場を仕切るリーダーやケアマネージャー、生活相談員などにステップアップしていくことも可能である。現場を仕切るリーダーになれば仕事量も増えて責任も大きくなるのでより一層のやる気を持って仕事に取り組めるのだ。生活相談員は事務作業がメインになることで肉体的な負担を減らせるのが特徴である。働き続けていく上でキャリアアップという目標立てることは仕事に対するモチベーションを向上させることができる。このように、マイナスのイメージが強い介護職にも多くのやりがいがあることがわかるだろう。